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オススメ絵本紹介

古本屋・厚生書店がお子様向けから大人向けまで幅広く、イチオシの絵本を紹介します。

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第三十回オススメ絵本『こどものとも その他』

このブログは1ヶ月と16日ぶりです。
お久しぶりです。とてもお久しぶりです。

今年も残すところあと僅かになって、ヤル気を出してきました。

今日のオススメ絵本は、厚生書店のHPで売っている絵本です。

ただいま、厚生書店はHP(http://kouseibooks.client.jp/)の古書販売ページでは、

『こどものとも』

『こどものとも年中向き』

『年少版こどものとも』

『普及版こどものとも』

『ものがたりえほん』

『かがくのとも』

『たくさんのふしぎ』

『ちいさなかがくのとも』

のバックナンバーを写真付きで紹介しています。

このバックナンバーが最近、充実してきました。
とても充実してきました。
本当に充実してきました。
(大事なことなので何度も言います)
充実してきました。


懐かしいものから、最近の変わった傾向のものまで、多種多様に揃っています。

一度HPの古書販売を覗いてみてください。

新しい出会い、お約束します。



大阪の古本買取は小店にお申し付けくださいませ。空堀通商店街の店頭にて、遠方の場合は出張・ご送付により買取りもいたしております。絵本・昭和史だけでなくあらゆるジャンルの文庫・新書・単行本、社会科学・自然科学・文学・美術その他専門書の査定と買取りをいたします。
〒542-0012 大阪市中央区谷町6-3-12 空堀通商店街 (谷町筋東側)
TEL/FAX06-6773-9360

(小川知里)

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第二十九回オススメ絵本『おさじさん』



読んでもないのに、勝手に11月がやってきた挙句に、
秋がすっとんで冬の寒さ。


朝晩、布団を出そうかどうしようか悩んでいます。
ついこの間までは暑いぐらいだったのに……。

秋はどこ行ったー。天高く馬肥ゆる、食べ物の美味しい季節はどこ行ったー。
食いしん坊なので暴れて探していますが、
秋はとても恥ずかしがりなのか、冬の自己主張が激しいのか、出て来ません。
スーパーはもう鍋とおでんの準備体制がばっちりです!


秋どこいったの……。


見つけた方はご一報下さい。



今日のオススメ絵本は


『おさじさん』
( 松谷みよ子 作 東光寺啓 絵 童心社 平12)

です。


作者の松谷みよ子さんは児童文学の御大。超有名人です。
ファンの方も多いのではないでしょうか。


そしてこれは『あかちゃんの本』シリーズの一冊です。


秋だのなんだの最初書いてましたが、絵本の内容とは関係ありません。


そして、最近ドラマで大奥を見ているので『おさじさん』と言うと御殿医に変換されていたのも内緒です。


話の内容はおさじさん…つまりスプーンさん(こういうとわかりやすいですが、おさじさんの方が風情がありますね)があかちゃんウサギが玉子粥の入った器に顔を突っ込んで
あついあついと言っているのを、助けるというお行儀について学ぶ絵本です。


『おさじを使って、行儀よく食べましょうね』


この一行のためだけにウサギの赤子は火傷をさせられるのですが。
……泣き顔も可愛いからよし。
あと、寒い部屋で見る玉子粥の絵が物凄く暖かそうで、妄想で暖をとれるからよし。


基本的なオススメ年齢はやはり、道具を使って物を食べ始めたあかちゃんなんですが、
『おさじ』と聞いて意味が分からなかった方にもお勧めです。


そして、私は匙を使うよりも鍋からお玉様を使って食べる派です。


大阪の古本買取は小店にお申し付けくださいませ。空堀通商店街の店頭にて、遠方の場合は出張・ご送付により買取りもいたしております。絵本・昭和史だけでなくあらゆるジャンルの文庫・新書・単行本、社会科学・自然科学・文学・美術その他専門書の査定と買取りをいたします。
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(小川知里)

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第二十八回オススメ絵本『ラヴ・ユー・フォーエバー』



家族、というものは兎角、閉鎖空間かつ、自分が属する『家族集団』が一番正しい、と言うか他と比べてもわからない特殊さを秘めている。


そんな事はよく言われる事なのですが。
そして、家族と言うのは、生まれながらに掛けられた呪い(のろい、じゃなくてまじない)の一種だとも思うわけですが。一生解けない呪い。
『家族なんだから』


こんな書き方をすると、なんらかの理由で家族を亡くされた方や、別れざるを得なくなった方に失礼なのでこれ以上はやめます。


今日のオススメ絵本は


『ラヴ・ユー・フォーエバー』
(ロバート・マンチ 作 乃木りか 訳 梅田俊作 絵 岩崎書店 平12)

です。


本には『親子の愛情のきずなを静かに語って感動を呼ぶアメリアの超ベストセラー』
と書いてあります。


内容は簡単に言うと、母親と息子の絆の話です。


母親は

息子が赤ちゃんの時から大人になって自分が老人になるまで、ずっと


アイ・ラブ・ユー いつまでも
アイ・ラブ・ユー どんなときも
わたしが いきている かぎり
あなたは ずっと わたしのあかちゃん


と歌って、息子を愛し続けるというものです。


……えっと、これ。小さい時は感動なんですが。
どんなやんちゃをしても、寝顔は愛らしい。
そして、息子をどこまでも守ろうとする母の愛。
ここは素直に感動できます。


しかし、息子が独り立ちして隣町に住んだ息子の家に夜中に車で押しかけて、息子のベッドの側まで行き、息子を抱きしめて、上の歌を唄う。


年を取り、結婚しただろう息子を電話で呼びつけて会いたいと……言うのはまだ、良いとして、同じ歌を歌おうとし続ける。


怖い。読んだ瞬間、背筋がぞくっとしました。
感動……というか、ここまで息子に執着してたらホラーでしょう。


自分の旦那はどうした。息子のガールフレンドや嫁はどうした。


息子は最後のページで赤子の自分の娘を抱いて歌を歌うので、結婚しているのでしょう。しかし、嫁が一片たりとも出て来ません。


旦那(息子の父親)と妻(母親からみたら息子の嫁)、この二人の存在がすっかり欠落して、母親と息子の二人の世界です。


子どもの頃ならともかく、大人にあってからもこんなべったり親子だったら、マザコンを越えて、有責離婚の原因になりかねません。


素直に母親と息子に感動できずに、自分の結婚相手がこんなんで、義母が寝室に入ってきて歌を歌い出したら、私なら絶対離婚だな。


感動する前にそんな事を考えるのは某巨大掲示板の家庭板の読みすぎでしょうか?


これは様々な人の感想を聞いてみたい絵本の一冊です。



大阪の古本買取は小店にお申し付けくださいませ。空堀通商店街の店頭にて、遠方の場合は出張・ご送付により買取りもいたしております。絵本・昭和史だけでなくあらゆるジャンルの文庫・新書・単行本、社会科学・自然科学・文学・美術その他専門書の査定と買取りをいたします。
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第二十七回オススメ絵本『ちきゅうのへいわをまもったきねんび』



今日のオススメ絵本は


『ちきゅうのへいわをまもったきねんび』
(本秀康 作 岩崎書店 平24)

です。

色々突っ込みどころの多い絵本ではありますが。
幼稚園ぐらいの男の子と女の子が宇宙人の征服から地球を救った挙句に、
手をつなぐと言うどこまでも成功者側の目線で描かれた絵本です。


これを読んでヒーロー願望に目覚めたお子様が、そのまま育って、中学生あたりで厨二病を発症して、色んな意味で暴れ回り。


十年後あたりに暗黒歴史として、思い出したら恥ずかしさでごろんごろんするような、愉快な出来事を作ってくれたらなぁ。


全くその通りの人生を歩んでいる年上からの期待です。


結婚式あたりで暴露されて、赤っ恥をかかないようにだけは気をつけて下さい。


ヒーローになることは簡単かもしれない。
ヒーローであり続ける事はとても難しい。


大阪の古本買取は小店にお申し付けくださいませ。空堀通商店街の店頭にて、遠方の場合は出張・ご送付により買取りもいたしております。絵本・昭和史だけでなくあらゆるジャンルの文庫・新書・単行本、社会科学・自然科学・文学・美術その他専門書の査定と買取りをいたします。
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第二十六回オススメ絵本『おうじょとかえる』



「男と女って難しんだね。
僕はあの子が好きなのに別の子が好きって言ってくるんだよ」


これは飲み屋の会話ではなく、古本屋のカウンターで悩める小学低学年男子から受けた相談です。


小学生と言えども男女関係は複雑なようです。
男女の世界からすっかり縁遠くなった聞き手は、J-POPの軽い展開よりは演歌の情念の世界になってくれればなぁ。
と勝手に思っています。


今日はそんな男女の駆け引き、騙し合いな絵本を一つ。


今日のオススメ絵本は


『おうじょとかえる』
(ジョナサン・ラングレイ 絵・再話 斉藤洋 訳 岩崎書店 平8)

です。


本の元々の話は有名な童話です。皆さまもご存知の。
『ジョナサン・ラングレイは、だれもが知っていて、みんな大好きなこの話に、ちょと手を入れ、でもだいじなところはそのままに、書きなおしました。
 ウィットたくさん、
 元気いっぱいの絵と文章をお楽しみください』


と絵本のカバーには書かれています。
他にも『あかずきんちゃん』『みにくいあひるのこ』などがシリーズにあるそうです。


ですが、この『おうじょとかえる』と言う話。


……かなり騙し騙されの世界で子ども向けじゃなかったような。


粗筋をざっと言いますと、ある国の末っ子姫でめちゃくちゃ甘やかされた姫が、遊んでいるうちに大事な遊び道具を池に落とします。
「びぇーん」と泣き叫んでいるところ(イライラポイント1)にカエルがやってきて、「どうしたの?」大事なものを落としたと言うと、カエルは数個約束してくれたら拾ってきてあげる。よし、よし、カエルとの約束なんてあとでぶっちぎれば良いのだから、好きなだけ約束してやるわ。(イライラポイント2)
遊び道具を取ってもらった姫はすっかりカエルの事を忘れますが、カエルからの催促により、約束を行使させられます。
「ほんとうに来ると思ってなかった。ぬるぬるしたカエルなんて嫌!」(イライラポイント3)
しかし、王に怒られて嫌々カエルを歓待した姫は、とことんカエルに辛くあたるのですが、最後キスをしたら、なんか美形の王子に戻っていつの間にか結婚してた。
(イライラポイント4)


なんでしょう。この何かの教訓を得ようとしてもイライラが先立ってなんにも頭に入ってこない、姫の馬鹿女っぷりは。


しかし、ふと思ったのは。


魔法にかけられてカエルになった王子は池に近づく者が居ないのでずっと戻れなかった。でも、ある日若さばっちり、可愛さばっちり、わがままだけどもそこは我慢。な姫が現れてはい、ラッキー。
この機会を逃したら、次はいつ人間に戻れるかわかりません。
かなり我儘で傲慢で性格悪いけど、姫だって言うし、上手いこと言ったらこの国の王様になれるかもしれないし、……しゃーねー。このオンナで手ぇ打っとくか。
馬鹿そうだから、約束を取り付けてキスまで持ち込んでやれ。
元に戻ったら美形の俺に惚れないわけないだろ。


そんな話にも読めないこともないのです。



男女の中は深くて、暗い。


そんな現実をまざまざと見せてくれる後味の悪さが、とても良いと思います。
一筋縄では行かないハッピーエンド、ですね。




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