今日から不定期にオススメの絵本を1冊ずつ紹介して行きたいと思います。
初回は、あちこちのCMやイメージキャラクターにひっぱりだこの世界的有名なウサギのキャラクター。
そう、ピーターラビットの原作、
『ピーターラビットのおはなし』
(ビクトリア・ポター 作と絵 石井桃子 訳 福音館社 平1)
です。
絵本は何冊も出ているのですが、これがピーターラビットの初登場です。
豆知識的に付け加えておくとネザーランド ドワーフと言うウサギがモデルになってます。
青いコートを来た愛らしいウサギの男の子です。四兄弟の末っ子です。
キャラクターでは知ってる!見たことがある!と言う方は多くても、実際に絵本をお読みになった方は少ないのではないでしょうか?
読んでみて下さい。読んでみて下さい。(連呼します)
【可愛い見た目に騙されるな】
この言葉をひしひしと感じます。
まず、世界観がとてもシビアです。
2P目でピーターのお母さんが
「(略)おとうさんは、あそこで、じこにあって、マクレガーのおくさんに、にくのパイにされてしまったんです」
……ひぃ。さらりと物凄く怖い事を仰ってます。怖すぎて、変な声が出ます。
ピーターお父さんは、マクレガーと言うお百姓さんの畑でとっつかまってパイにされて、(おそらく)美味しく召し上がられておられます。
そういう事ですか。そういう事ですね。
そんな注意までされているのに、お母さんが出かけた後にピーターはお約束通り、マクレガーさんの畑に行ってしまって、さあ大変。大変どころか人(?)生の大惨事にでくわします。
どう大惨事は……ぜひご自分の目でご確認下さい。
私の口からはもう、何も言えません。
この絵本のシリーズは、
お子様にはピーターの冒険のわくわくを、大人には弱肉強食の世界を、知恵を使って生き抜くたくましさを、伝えてくれる……のではないかな、と一人勝手に思っています。
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(小川知里)
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