オススメ絵本もこれで五回目。
当初は二回続いたら凄いな、と思っていたんですが、まさかの五回。
やればできるじゃないか、と自画自賛をしてみました。
次は十回を目指します。と宣言して自分を追い込む手法を取ります。
目の前に餌をぶらさげられるよりも、追い込まれて追い込まれて、ようやくやろうかなぁと考えるタイプです。
と、そんな事は全くどうでもよいのですが。
そして、誰も興味がないと思うのですが。
記念すべき第五回。
今日のテーマは『純愛』です。
いつもどこかひねくれた絵本紹介を書いているらしいですが、
今日は直球300km/h どストレートで勝負しようと思います。
『肉食系』とか『草食系』とか言う言葉が蔓延し、
「恋愛するのはかったるい」「一人で趣味に行きたい」と言うのが主流になりつつある世の中で。
いや、それは個人の自由だから別にいいんですけれども。
あーえーての『純愛』。
と言っても、昨今はやりの、付き合った彼氏・彼女が難病になって世界の中心で叫んだりするようなものじゃありません。
大病を患っている人間を、いくら本人の希望とは言え、外に連れ出したらいかんだろ
…って話がまたそれましたが。
というわけで今日の絵本は
『しろいうさぎとくろいうさぎ』
(ガース・ウィリアムズ 文・絵 まつおかきょうこ 訳 福音館書店 平12)
です。
有名な絵本なので、読んだことのある方も多いと思います。
話は、とある広い森に住んでいる白いうさぎと黒いうさぎ。
今日も、朝からずっと一緒に遊んだり、食事をしたり。
いつもと同じはずなのに、時々黒いうさぎがかなしそうな顔をします。
それが何度も続くので、白いうさぎが聞きます。
「どうしたの?」
すると黒いうさぎが言いました。
「うん、ぼく、ちょっとかんがえてたんだ」
白いうさぎが聞きます。
「さっきから、なにをそんなにかんがえているの?」
黒いうさぎはいいます。
「ぼく、ねがいごとをしているんだよ」
さぁ、黒いうさぎの願い事とはなにか。その願い事は叶うのか!?
二匹のうさぎの表情も豊かで、悩む黒うさぎに胸が苦しくなり、最後には笑顔になることまちがいなしです。
『心の底から相手を想う』。
簡単そうで、物凄く難しい事ですが、この絵本はそれを思い出させてくれる、と思います。
大阪の古本買取は小店にお申し付けくださいませ。空堀通商店街の店頭にて、遠方の場合は出張・ご送付により買取りもいたしております。絵本・昭和史だけでなくあらゆるジャンルの文庫・新書・単行本、社会科学・自然科学・文学・美術その他専門書の査定と買取りをいたします。
〒542-0012 大阪市中央区谷町6-3-12 空堀通商店街 (谷町筋東側)
TEL/FAX06-6773-9360
(小川知里)
PR