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オススメ絵本紹介

古本屋・厚生書店がお子様向けから大人向けまで幅広く、イチオシの絵本を紹介します。

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第八回オススメ絵本『いたい いたいは とんでいけ』



ネットが普及して、もう当たり前のものになり。
なんでもネットで調べれば大体の事はわかるこの時代。


夏休みの宿題から、大学生の論文から、会社員の企画書まで、ある程度ならネットで調べてちょちょい、と終わらせる事も出来るらしいこのネット社会。
そして別の意味でお国の重要機密が手に入れられるこのネット社会。


あ、ネット上のものをまる写しをして、宿題や論文、企画書を作るのは原則禁止ですし、色々な権利に引っかかって、本人が知らないと言い張っても犯罪行為なのでやめましょう。


話がそれましたが、このネットで調べれば大体の事が分かる、と言う時代でも、
長年自分の中で疑問として残っている事ってありませんか?


調べる程でもないけども、なんか気になる……でも調べるの面倒だ、みたいなものです。

ちなみにこれを書いている人間が長年持ち続けている疑問の上位3つは、

『膝小僧の小僧ってなに?』
『アシカとオットセイを一発で見分ける方法ってなに?』
『私はあの時、どうしてあの選択肢を選んだか?』

です。


調べたら人生の楽しみが減りそうなので、そっと自分の中で考えておこうと思います。


そして、今回上位3つには食い込まないまでも、昔から不思議だった事が解決しました。解決に導いてくれた絵本が、今回紹介する


『いたい いたいは とんでいけ』
(松谷みよ子 ぶん 佐野洋子 え 偕成社 平2)


です。


小さい頃に、怪我をしたら『いたいのいたいのとんでけー』としてもらった方も多いのではないでしょうか。
その時、少しでも思いませんでした?
「この傷みは向こうの山の人が……身代わりになって引き受けて……ごめんなさいごめんなさい」
小さな心に植え付けられる罪悪感。


でもそんな事はないんだよ、と教えてくれるのがこの絵本です。


主人公のむっちゃんが転んで膝に怪我をします。
そして件の呪文を唱えます。
『いたい いたいはとんでいけ ちちんぷいぷいとんでいけ むこうのおやまへとんでいけ』


そうすると、なんと向こうの山では専用のうさぎが待機していて、とんできた『いたいいたい』を受け止めた上にとても素敵なものに作り直すのです!!


その素敵なものとはなにか、は是非、読んでみてください。


読んだ方は、怪我をした時にまたこっそり『いたいのいたいの~』とつぶやいていることうけあいです。


大阪の古本買取は小店にお申し付けくださいませ。空堀通商店街の店頭にて、遠方の場合は出張・ご送付により買取りもいたしております。絵本・昭和史だけでなくあらゆるジャンルの文庫・新書・単行本、社会科学・自然科学・文学・美術その他専門書の査定と買取りをいたします。
〒542-0012 大阪市中央区谷町6-3-12 空堀通商店街 (谷町筋東側)
TEL/FAX06-6773-9360

(小川知里)

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