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オススメ絵本紹介

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第十一回オススメ絵本『いやだいやだ』



朝から治まらない頭痛、オリンピックも見てないのに眠気が取れない、頭がぼーっとする、肩と腰が痛い、なんか苛っとする。意味もなくただでさえ短い気が、もっと短くなる。


そんな日ってありませんか?


今、まさにそんな状態です。もしかしたら太い幹線道路のどまんなかを歩いているのかもしれませんが、気分は細い細い糸の上を歩いている状態。


いつ切れるか知らないぞー。


という思春期も真っ青の理不尽さだけで動いているわけですが。
なんだろう、これが夏バテと言うやつでしょうか。


そんな状態で今、一番口にしそうな言葉が『嫌だ』『ノーサンキュー』『だが断る』


いや、本当に言うと仕事になりませんし、一応社会人という立場があるから言いませんけども。
立場を投げ打ってもいってやりたい時だってありますが。
我慢はかなり嫌いです。


と自分語りをしても、なんにも面白さがないどころか、怨嗟の羅列になるので、
一旦深呼吸をして、オススメ絵本にいきたいと思います。


今日のオススメ絵本は


『いやだいやだ』
(せなけいこ 作・絵 福音館書店 平7)


です。


簡単にあらすじを言うと、


ルルちゃんという女の子が、なんでも「嫌だ」と言うので、周りの親や美味しいおやつや、大事なクマや、挙句にはお日様までが「嫌だ」と言って雲にお隠れあそばすと言う。
天の岩戸ですか。


そして、最後は

「そうしたらルルちゃんはどうするの?」


と。泣き出しそうなるるちゃんの絵で終ります。


要は自分がわがままでイヤダイヤダと言ってると周りに言われた時に困るから、
言っちゃだめよ。
という教育的指導、だと私は思っているのですが……。


この続きで、ルルちゃんには「それがどうした? いやだいやだ」ぐらいは言って欲しいなぁと思います。
全然教育に良くないのかもしれませんが。


『NOといえる日本人』って流行ったじゃないですか!
日本人は、嫌なことでも引き受けるからナメラレルとかいう論調が世間を席巻したじゃないですか。


だったら、『嫌だ』を貫き通すのもこれまた、大事な事だと思うのです。


周囲との争いは絶えないと思いますが。
それを勝ち抜いてこその……いえ、なにもありません。



大阪の古本買取は小店にお申し付けくださいませ。空堀通商店街の店頭にて、遠方の場合は出張・ご送付により買取りもいたしております。絵本・昭和史だけでなくあらゆるジャンルの文庫・新書・単行本、社会科学・自然科学・文学・美術その他専門書の査定と買取りをいたします。
〒542-0012 大阪市中央区谷町6-3-12 空堀通商店街 (谷町筋東側)
TEL/FAX06-6773-9360

(小川知里)

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