いつの間にか、このオススメ絵本紹介も十回を超えていました!
三回以上続いたら凄いよなぁ……と勝手に考えていたんですが、
その三倍以上続くとは、思ってませんでした。
自画自賛で、凄い!凄い!と連呼した上に、モニターの前で拍手をしておきました。
二十回を超えた時には、『音だけクラッカー』でも鳴らして祝おうと、
今から計画しています。
五十回を超えたら勝手に『オススメ絵本ブログマスター』を名乗ります。
(ブログマスターはこの程度でなれないのは、重々承知しておりますが)
そして、二回遅れた記念の回。
今日のオススメ絵本は
『北欧民話 三びきのやぎのがらがらどん』
(マーシャ・ブラウン 絵 せたていじ 訳 福音館書店 平14)
です。
なぜがこの絵本を選んだか、と言いますと。
……このブログの書き手の立派なトラウマ絵本で、未だに全部読む事とぞわぞわした気分になるからです。
物凄く消極的な理由で選んでみました。
話のあらすじは、小・中・大のヤギが草を食べに行くのに渡らねばならない橋には
トロルが住んでいて、片っ端からヤギを食べようとしています。
そんなトロルをかわして、ヤギは無事に草を食べにいけるのか……。
大体、こんな感じです。
何がトラウマになっているか、と言うと。
小さいヤギは中くらいのヤギに、中くらいのヤギがが大きなヤギに全部を押し付けて
自分はゆうゆうと橋を渡る、という悪知恵(もし自分が押し付けられる立場だったらどうしよう、上手く言い逃げできないよ、と言う幼心の恐怖)と、
大きなヤギVSトロル戦の大きなヤギの容赦のなさ、です。
『敵は残らず、完全に殲滅せよ!』
今ならまだ……いやいや、大きなヤギVSトロル戦を是非ご覧ください。
あまりの瞬殺っぷりに夏の暑さも一瞬吹き飛ぶこと請け合いです。
そして、この絵本の教訓的なものはなんでしょう。
因果応報?弱肉強食?油断大敵?勝てば官軍?
未だに理解できないので、恐る恐るもう一度読んでみようと思います。
(ぱらぱらとめくってみた)
こ、怖い……です
何かが胸にせり上がってくるこの感じ。
これを『トラウマ』と呼ぶのですね。
しかし。
これを読んで『ヤギ、かっこいい!』ってなるお子様は、とても強い子だと思います。
是非チャレンジしてみてください。
大阪の古本買取は小店にお申し付けくださいませ。空堀通商店街の店頭にて、遠方の場合は出張・ご送付により買取りもいたしております。絵本・昭和史だけでなくあらゆるジャンルの文庫・新書・単行本、社会科学・自然科学・文学・美術その他専門書の査定と買取りをいたします。
〒542-0012 大阪市中央区谷町6-3-12 空堀通商店街 (谷町筋東側)
TEL/FAX06-6773-9360
(小川知里)
PR