今日は前置きなしにいきまり始めます。
今日のオススメ絵本は
『いつでも会える』
(菊田まりこ 学研 平8)
です。
さっさと粗筋を書いてしまいますと、
飼い犬のシロがご主人様のみきちゃんが死んじゃって……
という話なんですが。
あざといです。物凄くあざとい。
心の底からやってくれたな、と思うぐらいあざといです。
可愛いイラストの健気な犬を困らすか、殺すかしたらそりゃあ読み手は泣くに決まってんじゃないですか。感動とか言うよりも悲しくて泣く確率が高まるに決まってるじゃないですか。
その手法は視聴率が取れなくなったテレビがラーメン特集で巻き返そうするぐらい鉄板ネタだと思うのです。
そして、この話で泣かないと『冷血漢』扱いされるじゃないですか。
どっちにしても、非常にあざとい作りになっております。
……泣きましたけどね。私も『あざとい』とか言いながらも読んで泣いてましたけどね。
最近、泣くことがなくなったなぁという方、オススメです。
このやり方、ずるいと思いながらも泣ける確率は非常に高いです。
でも動物ネタはやっぱりあざといと思うのです。
難病ネタよりもあざといと思うのです。
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(小川知里)
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